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Begonia vankerckhovenii
□Begonia属に関して
Begonia属(ベゴニア属、シュウカイドウ属とも)は、世界中の熱帯から亜熱帯にかけて分布するベゴニア科の中の一属。
2000種を超える種類を擁する、顕花植物の中でも最大級の大所帯です。根茎性、木立性、球根性等様々な姿の種類がありますが、全体的に共通する特徴としては、葉の形が左右非対称であることが挙げられます。
園芸店などで花を観賞するために栽培されたものをよく目にします。
細かいことを言えば花にも特徴があり、大雑把に言えば私たちが花を認識している部分は萼片(sepal)で、一般的な花では、花びらの外側で支えている緑の部分です。
トマトやイチゴのヘタの部分ですね。そこがベゴニアではきれいに色付いて花びらのようになっているようです。
本物の花びらは、その中心にちいさくぴょこっと生えていたり、種類によっては全く無かったりするようです。
□Begonia vankerckhovenii
Begonia vankerckhoveniiはアフリカのガボン~コンゴ民主共和国にかけて分布するきわめて小型のベゴニアです。
葉の大きさは約2cmほどしかなく、小さすぎてベゴニア属の特徴である左右非対称がわかりにくいほどです。
様々な花色があるベゴニア属ですが、ヴァンケルコウェニーの花色はきれいな黄色です。また、裏側はオレンジがかっています。
多湿を好む種類で、テラリウム、パルダリウムでの栽培が向いています。また、これは本種に限ったことではないのですが、葉の表面に水がついた状態が長く続くことを嫌います。贅沢を言えば、葉には水がかからないように根元に水やりをしてあげると最良です。私は気にせず水やりしていますが。
用土も特に選り好みはしないのですが、やはりミズゴケが一番無難に感じます。
根っこの成長が早いので、ミズゴケが傷むタイミングで植え替えしてあげるとちょうどよいイメージです。
葉挿しでも増やすことは可能ですが、細かく枝分かれしながら塊状に広がっていくので、茎をカットして芽挿しした方が成長も早くお勧めです。
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