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Tillandsia ionantha 'Mardi Gras'

​■Tillandsia ionanthaに関して

Tillandsia ionantha はメキシコ~ニカラグアにかけて分布するチランジア。

チランジアの代表種、人気種であり、エアープランツとして広く親しまれている種です。

ホームセンターや百均でも販売されており、手に取る機会は多いが、専門でない販売店で長期在庫されたものは弱っているものも少なくないようです。そういったものを購入して枯らしてしまい、「エアープランツって難しい」と思っている人も多いのではないでしょうか。

本来とても丈夫な種で、大きさも手頃、花付きも良く子株も吹きやすいので、誰にでもお勧めできるチランジアです。

また、分布域の広さから、さまざまな変異個体や栽培品種があり、コレクション性が高い点も人気の理由です。

学名のionantha はスミレ色という意味で、本種の花の色に因んでます。

丈夫で成長も早く育てていて楽しい種類なのは間違いないのです。だがしかし、品種によって多少の差はありますが往々にして寒さに弱く、私の環境では冬ギリギリまで外に出してしまい結構葉を痛めてしまうんですよね。

​なんとか綺麗に育て上げてみたいもんですよ。

​(と、ここまでは全ionanthaコピペ)

Tillandsia ionantha 'Mardi Gras'
Tillandsia ionanthaの栽培品種の一つです。開花時には他のイオナンタ同様葉が赤く染まるのですが、本品種は曙斑(新芽の時は白で葉が伸びるにつれ色素が乗る斑の一種)であるそうで、そのため新芽は黄色、葉が伸びるにつれ葉先が赤く染まり、下記のマルディグラカラーになるようです。

Mardi Grasとは、フランス語で「肥沃な火曜日」という意味で、謝肉祭の最終日である「灰の水曜日」の前日ということです。なんのこっちゃという感じですが、肥沃な火曜日と、この品種に直接関連があるわけではないようで、この日に行われるカーニバルに合わせ街を紫と金と緑の布でカラフルに彩るそうです。それぞれの色に対して紫は「正義」、金は「力」、緑は「信頼」という意味があり、その3色を「マルディグラ・カラー」と呼ぶそうです。
この品種が赤、黄色、緑を呈すのを、マルディグラ・カラーに例えているわけですね。
なんとも縁起のいい品種じゃないですか。正義と信頼と力、まるでふたむらプランツみたいですよね。違いますね。

■2025年9月7日
画像は2018年9月26日にUSAより入荷したMardi Grasです。

これがこの品種本来の姿なのですが、曙斑の表現が出ていない株が多いようです。
​基本的には環境や株の状態によるものだとは思いますが、他の斑だと増殖の段階で斑が抜けたりすることもあり得ますので、実際に表現が出ている株を入手する方が確実だとは思います。

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