Anthurium arisaemoides
Anthurium属(アンスリウム属)は、中米~南米にかけて分布するサトイモ科の1属です。約600種ほどの大所帯で、チランジアに近い種類数が記載されています。
園芸店などで花を観賞するために栽培されたものをよく目にします。葉っぱに特徴があり観葉植物としても扱われておりますが、流通する種類はそこまで多くなく、どちらかといえばマニアックなジャンルです。

Anthurium arisaemoidesはエクアドル~ペルーの標高300m~2000mにかけて分布するアンスリウム属の一種です。
自然界では木の幹などを這い登りながら1.5mほどに成長するようです。
種小名の~moidesというのは、「~に似ている」という意味で、種小名のarisaemoidesは「アリサエマに似ている」という意味になり、左の画像のようにこの種の深い切れ込みが入った葉がテンナンショウ属に似ていることを指しています。
※Arisaemaは、日本にも分布しているマムシグサやムサシアブミ、テンナンショウなどを擁する属です。
全体像
新芽
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