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Neoregelia sarmentosa var. chlorosticta

いきなりですがNeoregelia sarmentosa v. chlorostictaという学名は有効ではなく、現在はNeoregelia chlorostictaのシノニムとして扱われています。

「じゃあタグ差し替えればいいじゃん」って話なんですが、もともとNeoregelia chlorostictaを記載した時のオリジナルとは別の個体ではあるので、いったんクロロスティクタにしちゃって例えば人に譲ったりした後に、別の研究者が「やっぱこれは違う種類だよ~」って言いだしたらめんどくさいことになりますからね・・・。

分類的には今はクロロスティクタだけど、もともと別種として記載されていた株からのクローンですよ~ってところが、浪漫があるし趣味の面白い所ですよね。緩く楽しんで行きましょう。

最初に記載されたのは1889年と古く、いろんな分類を渡り歩いて1934年にタイトルの学名で登録されました。んでいつの間にかクロロスティクタに統合されました。

原産地はブラジルのリオデジャネイロ州で、赤い地色に淡い緑の細かいスポットが無数に入る葉を持ち、綺麗なつぼ型に成長する美種です。

​私はクロロスティクタの方は結構きれいに育てるのが苦手なんですが、こちらの株はざっくり育てても色もきれいに上がるし草姿も崩れないでいてくれます。

◇2019年1月19日(写真は2019年1月9日撮影)

Neo.sarmentosa.chlorosticta2
Neo.sarmentosa.chlorosticta3

2018年の5月6日に地元の園芸店で購入した株。スピーシーズナーサリーさんの増殖株です。

寒くなって室内に取り込んでいた為若干色が落ちていますが、晩秋くらいには昼夜の寒暖差でとてもきれいな赤色をしていました。

クロロスティクタは葉縁は緑で滲むように模様が出るので、緑地に赤(というか黒)の模様といったイメージなんですが、こちらの株は全体が赤に染まるので赤地に緑の模様といった感じですね。

サイズとしては中型種といったところでしょうか。

ぼちぼち開花しちゃいそうな感じがあります。知らんけど。

​サイズも手頃、形もいい、綺麗、季節によって色の変化も楽しめると原種ネオレの中でも栽培してて楽しい種類です!

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