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Tillandsia crista-galli
Tillandsia crista-galliはメキシコ、チアパス州に分布するチランジアで、エーレルス女史によって1988年にチアパス州のモトシントラ、標高1800m地点で発見されました。
薄くかたい葉を多数展開し、緩やかに開くロゼットを形成します。
花は長く伸びた花茎の先の赤い花苞から紫色の筒状花を咲かせます。
本種の一つの特徴として子株がストロンの先につくことがあげられます。似た種類としてT.politaやT. rodriguezianaがありますが、この特徴によりそれらとの区別が可能です。
葉の外側は細かいトリコームに薄く覆われていますが、同じ場所にT. butzii, T. fuchii, T. velutinaが生えていたということから、比較的水好きな種類なのでしょう。
記載ロカリティ以外からの分布の報告はないようです。
種名は、現地でこの植物がCresta de Gallo(雄鶏の鶏冠という意)と呼ばれていたことに由来します。
下図はTillandsia crista-galli記載ロカリティです。
グアテマラとの国境付近。
2018年12月14日
左図は私の栽培株(2018年12月14日撮影)です。
2018年7月25日にアメリカより輸入した株で、高山に分布する種でありながら、夏の暑さにもよく耐え、暑い中バンバン水やりしてもめげずに成長してくれました。
私は個人的にこういった硬くて尖った葉っぱを展開する種が大好きで、力強く着生して群生してる姿を想像するとゾックゾクしちゃいますね。
開花した後その特徴であるストロンの先に子株をつける姿を見るのが楽しみです。(といっても、数センチ離れたところに着くようなイメージのようですが)
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